日本遺伝看護学会は遺伝看護サービスのありかたとその質的向上について考えています

日本遺伝看護学会 第7回学術大会は、無事終了いたしました

ラッキーセブンの第7回遺伝看護学術大会は、「自分らしい生き方を支える遺伝看護」をメインテーマに、本学会の開設時事務局を担当した聖路加看護大学において開催いたしました。

 遺伝医療においてもキイワードとなる「意思決定支援」を可能にするために、新しい試みとして、1.当事者とのパートナーシップの焦点をあてた「交流 集会」、2.遺伝情報の適切な提供のスキルを得るためのワークショップにおける「EBN」「文献検索」「イーラーニング」、3.遺伝教育の試みとしての「市民 公開講座」をいたしました。また、中央区の知的障害者支援施設からのケーキの提供、発表演題の中から優秀賞の授与、聖路加国際病院の見学ツアーと中央区、 聖路加病院との協同の中での企画や運営を行うことができました。

 2日間で、ボランティア、企画委員を含め、260名の方にご参加いただくことができました。演題は、口演16題、ポスター10題と併せて26の演題が集まりました。

 今回の学会では、非会員の方が、約100名(ボランティアも含む)参加され、初めてこの学会に参加される方が多かったことも特徴的なことでした。 遺伝看護の実践能力が、ベイシックとアドバンスにわかれるように、学会の発表もさまざまな視点からの発表がありました。初めて参加いただいた皆様にも、 「遺伝看護は、自分にも関連するもの」という認識をもっていただけたならば、企画者として、嬉しい限りです。

 「交流集会」にご参加いただいたグループは、22団体。45名に上りました。企画当初は、エントリーは2団体のみで、こじんまりと進行を考えてお りましたが、嬉しい想定外となりました。当事者の方からは、「今後もぜひ継続してほしい」「(医療者から)とても熱心に、きいてもらえた」という高い満足 のことばをいただきました。参加いただいた22団体の「医療者へのメッセージ」の冊子は、多少残部がありますので、必要な方はご連絡ください。この交流集 会の概要については、本学会誌において発表する予定です。

 聖路加国際病院 佐藤孝道先生の市民公開講座のお話しも、『遺伝』をさまざまな切り口から、解説してくださいました。この概要についても、冊子の形で配布する計画です。また、このような会に参加された方々の声も研究としてまとめていく計画です。

 今回の企画運営にご協力いただいた多くの皆様に、心より感謝申し上げます。

 

第7回大会 日本遺伝看護学会学術集会のご案内


第7回日本遺伝看護学会学術大会を東京・聖路加看護大学にて
開催いたします。
多数の演題のご応募と皆様のご参加を心よりお待ちしております。

テーマ : 「自分らしい生き方を支える遺伝看護」
会 期 : 2008年9月20日(土)・21日(日)
会 場 : 聖路加看護大学(東京都中央区明石町10-1
会 長 : 有森直子 〔聖路加看護大学〕→会長挨拶(PDF:18KB)へ

 

大会プログラム


  1. 大会プログラム
  2. 参加申込
  3. 演題募集要項
  4. 宿泊
  5. 食事
  6. 事務局

 

1.大会プログラム


大会プログラム(PDFファイル:80KB

交流集会:

ブッフェ形式の昼食をとりながら、親の会・セルフヘルプグループ・患者会の方々と大会参加者が集い交流します。

市民公開講座:

出生前検査、不妊医療の第1人者であり、現在聖路加国際病院女性総合診療部・遺伝診療部部長である佐藤孝道先生から、ひとの違いについて遺伝の観点から分かりやすくご講演いただきます。一般市民の方も無料でご参加いただける公開講座です。

「ひとはそれぞれなぜちがうのか-遺伝のしくみから考える-」

2008年9月21日 13時45分-14時45分

聖路加国際病院遺伝診療部・女性総合診療部  佐藤孝道

市民公開講座  あなたも私もロボットではありません。ではどこがロボットと違うのでしょうか。感情や自我意識がある(「我思う、ゆえに我あり」という デカルトの有名な言葉を思い出してください)など様々の違いがあげられます。そしてもう一つ、「遺伝」があります。 遺伝といえば、DNAを思い浮かべる人も多いでしょう。DNAは遺伝情報を親から子どもに伝えるだけではなく、60兆個あるとされる私たちの細胞の一つ一 つに行き渡りその働きをコントロールします。1/100ミリ程度の大きさの細胞には全長2メートルにもなるDNAがパッキングされており、30億文字から なる暗号が書かれています。ヒトゲノム計画で、DNAの配列(塩基配列)が明らかになりました。しかし、その意味についてはまだほとんど判っていません。 この状態を30億文字からなる古文書を手に入れたが、解読できないで頭を抱えているのにたとえる人もいます。  ひとはそれぞれ顔つきも性格も違います。しかし、ゲノムの個人差はたった0.1%程度と考えられています。ちなみにチンパンジーとひととも99%以上が 同じゲノム配列ではないかとされていますから、ひとの個体差って何だと、ちょっと考えてしまいます。  遺伝情報の個体差に関する研究は緒についたばかりです。自我意識は個体差の最たるものでしょう。個体差に環境要因が大きく関与していることは間違いあり ません。しかし「本能」にすら遺伝情報の関与が考えられています。自我意識にも何らかの形で遺伝情報が関与している可能性はあります。  ロボットの個体差の多くは、製造過程の瑕疵や不良部品の混入によるものでしょう。しかし、ひとや生物の個体差は、環境に適応してきた歴史の産物である可 能性があります。遺伝情報はきわめて精巧にできた生命の「設計図」であると同時に、その中に「ゆらぎ」を潜ませることによって、人々が環境に適応するのを 容易にしたとも考えられます。  社会が、顔つきから体格、嗜好から考えることまでうり二つのヒューマノイドで占められていることを想像してみてください。ぞっとしますね。 精巧なそしてゆらぎがある遺伝子と呼ばれる設計図があるからこそ、あなたはあなたらしくかけがえのない人生を歩むことができるのです。

事前登録をお勧めします!

☆ワークショップ (各プログラム先着20名)

「EBNのステップ」 「文献検索のいろは」 「イーラーニングで学ぶ周産期遺伝看護-作成から評価まで-」大会参加費の他に別途料金(2000円/資料・昼食代込)が必要です。

☆聖路加国際病院見学ツアー(先着50名)

本大会終了後に聖路加看護大学に隣接する聖路加国際病院の見学ツアーを行います。見学場所は、チャペル・遺伝診療部外来・小児医療センター・女性総合診療部外来・LDRなどを予定しています。

 

ページトップへ

 

2.参加申込


参加申込書 (WORD: 51KB | PDF: 26KB

◆事前登録(平成20年9月10日(水)まで)

日本遺伝看護学会会員・非会員 7000円
学生(含 大学院生) 3000円

※キャンセルの場合、返金できませんのでご了承ください。

◆当日登録

日本遺伝看護学会会員・非会員 8000円
学生(含 大学院生) 3000円

★ワークショップ

会員・非会員・学生  2000円(資料代・昼食代込) 希望されたワークショップが定員となった場合は、事務局よりご連絡いたします。
他のワークショップの受講、返金等について確認させていただきます。

申込方法

参加申込書を事務局にFAX(03-5550-2293)あるいはe-mail(idenkango@slcn.ac.jp)でお送りください。 その後、下記振込み先に大会参加費とワークショップ参加費(該当者のみ)をお振込みください。

【 振込先 】

郵便局 : 振替口座 00140-7-615894
口座名 : 第7回日本遺伝看護学会学術大会

*振込みは9月10日までにお願い致します。振込みをもって、事前登録とさせていただきます。

 

ページトップへ

 

3.演題募集要項


演題は、研究や実践報告を募集します。
口頭発表、ポスターでの発表形式をお選びいただけます。多数の応募をお待ちしております。

演題申込書・抄録見本 (WORD:56KB | PDF:29KB

◆演題受付期間:2008年5月1日-6月15日

  • 演題申込書を事務局にFAX(03-5550-2293)あるいはe-mail(idenkango@slcn.ac.jp)でお送りください。
  • 演題受付後、事務局からe-mailによる受領通知をお送り致します。
  • 筆頭演者は日本遺伝看護学会会員である必要があります。非会員の方は6月15日までに入会手続きをお願いいたします
    (入会手続きについては日本遺伝看護学会のホームページをご覧ください)。

◆抄録締切 2008年7月11日(金)

  • E-mail添付ファイルによる応募とします。抄録見本にしたがって、A4用紙1枚以内にMS WORD(.doc, Word2003で開けるもの) 、もしくはテキストファイル(.txt)で作成し、E-mailに添付して学会事務局(idenkango@slcn.ac.jp)に送信してください。
  • 倫理的配慮についてはチェックリスト(PDF:21KB)に基づいて確認してください。

◆応募する演題の種類

  1. 口演
    • パワーポイント(Windows)によるプレゼンテーションをお願いします。事務局が準備するパソコンのOSはWindows XP Professional,アプリケーションはOffice2003(Powerpoint2003)です。

      パワーポイントファイルの受付

    • 事務局で受付可能なメディアはUSBフラッシュメモリーのみです。その他のメディアは受付できません。
      念のためバックアップをお持ちいただくことをお勧めします。
    • 受付時間は、原則として発表1時間前までとします。
    • 受付場所は1階のデータ受付です。
    • 発表用データを本学術大会で用意したPCに複写します。
      ご持参いただいたメディアは動作確認終了後、その場で返却させていただきます。
    • PCに複写したデータは本学術大会終了後に削除いたします。
  2. ポスター
    • ポスターセッションは9月20日(土)16:00-17:15です。ポスターボードは縦100cm×横135cm(PDF:12KB)です。
    • 演題番号は学会事務局でご用意いたします。
    • 貼り付けには事務局で用意したテープをご使用ください。ポスター会場にてお配りします。
    • ポスターは9月20日(土)12:00までに掲示してください。撤去は9月20日17:30までにお願いいたします。
      それ以降残っているポスターは、事務局にて処分させていただきます。

 

ページトップへ


4.宿泊


宿泊は各自手配をお願いいたします。

☆参考☆

★会場まで徒歩20分程度/
地下鉄1-3駅の地域→ 銀座・銀座1丁目・新橋・有楽町・八丁堀・月島

 

ページトップへ


5.食事


初日のワークショップに参加する場合は、参加費の中に昼食(サンドイッチ)代が含まれています。
2日目の昼食は、ブッフェ形式の軽食が参加費の中に含まれています。
当日は、近隣のランチマップもご用意しております。

 

ページトップへ

 

6.事務局


日本遺伝看護学会 第7回学術集会事務局 有森直子
〒104-0044 東京都中央区明石町10-1 聖路加看護大学内
tel/fax 03-5550-2293  
e-mail:idenkango@slcn.ac.jp